バークシャーがはじめて自社株買いを行うかもしれない。
過去に株価が下落した際、何度も株主から自社株買いの可能性について問われているウォーレン・バフェットだが・・・
自分から自社株買いの可能性を示唆し、実際に権限を取締役会で承認したのははじめて。
それだけ自社の価値に対して、株価が安いと考えている証拠だろう。
バークシャーの自社株買い、バフェット氏の新兵器に-相場下落にらみ
9月27日(ブルームバーグ):米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイを率いるウォーレン・バフェット氏は2008年のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの経営破綻後の1カ月間に150億ドル(約1兆1500億円)強を他社の株式などに投資したが、現在の相場低迷を受けて自社株に資金を投じる構えを取り始めた。
バークシャーは26日に自社株買い計画を発表し、バフェット氏(81)は過去40年で初の自社株買い権限を手にした。1970年から最高経営責任者(CEO)を務めるバフェット氏は今年2月、同社が危機下で「攻撃的にプレーする」能力を持ち合わせていると強調していた。バークシャーの株主、ウェッジウッド・パートナーズのデービッド・ロルフ最高投資責任者(CIO)は、バフェット氏が相場下落時に自由に株式購入できる資金として200億ドルを保有している可能性があるという。
ロルフ氏は「バフェット氏は朝目覚めて何かひどいことが起きていた場合に大きくかつ激しく投資できるよう下準備を整えた」と述べ、「電話でブローカーに株式を買うよう指示するだろう」と語った。
欧州ソブリン債危機が世界経済の成長を圧迫するとの懸念を背景に、ダウ工業株30種平均は23日までの5日間に週間ベースで2008年以降最大の下げを記録した。バークシャーのクラスA株は22日のニューヨーク市場で09年1月以降初めて10万ドルの大台を割り込み、株価純資産倍率(PBR)は少なくとも1990年以降で最低を付けた。
自社株買い計画の発表を受けた26日のニューヨーク証券取引所ではバークシャーのクラスB株は前週末比5.72ドル(8.6%)高の72.09ドルに急伸。S&P500種株価指数の構成銘柄で2番目の上昇率を記録した。バークレイズのアナリスト、ジェイ・ゲルブ氏は調査リポートで、自社株買いは「予想外の好材料で、総額で150億ドル程度になる可能性がある」と分析した。クラスA株の26日終値は、09年以来の大幅高となる同8.1%高の10万8449ドル。
バフェット氏はこれまで、バークシャーの利益を企業買収や他社発行の証券への投資に活用しており、自社株買いや配当には40年間にわたり一切資金を投じてこなかったと、バフェット氏は2月26日付の株主向け年次書簡で説明している。
バークシャーの26日の発表資料によると、同社はクラスA株とクラスB株を簿価の最大110%で買い戻す。現金保有高が200億ドルを下回るような自社株買いは控えるという。6月30日時点の現金保有高は約479億ドル。ブルームバーグの集計データによると、同社株は1999年末以降の平均PBRは1.5倍強だった。同社株のPBRは26日の上昇後のベースで約1.1倍。