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株価変動に対する基本的指針

そこで、あなたにも、よく考えてもらいたいことがあります。それは、

  • あなたは、企業価値に着目して投資をしているのか?
  • あなたは、値動きに着目して投資しているのか?

ということを、自分の頭の中ではっきりさせることです。

仮に同じ銘柄に注目したとしても、企業価値に着目した方法と、値動きに着目した方法とでは、投資判断が異なるのも当然のことなのです。

以下の質問に対する答えを、あなたも考えてみてください。

【質問】
将来の収益力から判断して30の価値がある企業Aが、いま株式市場では20で取引されているとする。企業価値から見れば割安と判断できるが、市場参加者のマインドは冷えており、短期的には15になる可能性もある。あなただったら、どうしますか?

この質問で聞いているのは、どの戦略が正しいかという話ではありません。あなたがどんな戦略を持っているかという話です。

それを踏まえた上で、以下の解答例をご覧いただきたいと思います。

【解答例】

(1)企業価値に着目している場合
安全域をどのくらい確保するかという問題はあるが、企業価値に着目しているならば、今の株価である20で買っても良いかもしれない。そして、途中の値動きはどうあれ、30の価値があるという確信がある限りは、30になるまでじっくり待つ。

(2)値動きに着目している場合
例えば、次のような戦略が考えられる。
※22のところに損切りラインを設けて、20で空売りを仕掛ける。
※15になったときに逆張りで買い仕掛けて、13より下になったら損切りする。

割安株netでは、企業価値に着目する投資手法を取っています。それは、値動きを追い続ける方法で勝ち続けることは難しいと考えているからです。

特に、自己裁量で相場環境に合わせて柔軟にトレードするというスタンスで勝ち続けることは、不可能に近いのではないでしょうか。

投資プランのところでも説明したように、資金量が小さく、かつ、目標とする投資リターンが年率10%〜年率30%であれば、企業価値に着目する投資手法でも十分に達成できる可能性は高いでしょう。

値動きに着目する投資手法を採用するのであれば、企業価値に着目して得られると期待できる投資リターン以上のものを目指さなければ意味がありません。これも、また投資プランなのです。

最終的には、株価変動をどう捉えて、企業価値に着目するのか値動きに着目するのかは自由です。

しかし、株式市場というのは、自分が何をしようとしているのかが分からないと、高い授業料を支払うことになる場であることだけは忘れてはなりません。

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