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割安株投資の優位性(1)

割安株投資の優位性について、いくつかの証拠を持ち出しながら説明したいと思います。

最初に、いわゆる「低PER効果」「低PBR効果」についての説明をしたいと思います。

ご存知の方も多いかもしれませんが、PER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)の定義は以下のとおりです。

  • PER = 時価総額 ÷ 当期利益
  • PBR = 時価総額 ÷ 株主資本

一般的に、PERもPBRも、数値が低いほうが割安であるとされています。(赤字、債務超過によるマイナスは除外。)

これとて、いろいろの前提条件があって初めて正しいといえるのですが、それは後述するとして、ここでは単純に、

「低PER銘柄や低PBR銘柄に、機械的に分散投資すればどうなるか?」

ということだけを考えて、割安株投資の有効性を統計的に検証します。

(このような検証方法は、学術の世界でよく用いられており、割安株netでは「クオンツファンド理論」と名づけております。クオンツファンド理論の詳細につきましては、「割安株投資実践」をご覧ください。)

低PER効果や低PBR効果の検証は、既に多くの研究がありますので、その結果を引用することにします。

【BNPパリバ証券による調査】
  • 分析対象銘柄:東証1部上場銘柄
  • 分析対象期間:1995年〜2002年
  • ベンチマーク:東証1部単純平均指数
低PER効果の検証結果


【低PBR効果の検証結果】

PERを事例に、グラフの意味を説明します。(PBRも同様。)

グループ1に属するのは、東証1部の中で最もPERが低い銘柄グループです。グループ5に属するのは、最もPERが高い銘柄グループです。

グループ1の平均リターンは、東証1部単純平均に対して年間8%程度のアウトパフォームをしていることが確認できます。

グループ5の平均リターンは、東証1部単純平均に対して年間4%程度のアンダーパフォームをしていることが確認できます。

このことは、低PERに属する銘柄を機械的に分散投資するだけで、長期的には市場平均に勝つ可能性が高いことを意味します。

逆に、高PER銘柄に属する銘柄を機械的に分散投資すると、長期的には市場平均に負ける可能性が高いことを意味します。

こうした低PER効果や低PBR効果は、アメリカ株でも同様の結果が出ております。

一般的に、バリュー系の定量指標がどのくらい有効性をあるかの詳細につきましては、クオンツファンド理論をご覧ください。

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